「容量拠出金」とは発電所の維持を支援するための国の制度です。
2024年4月から始まる「容量拠出金」は「容量市場」開始により制定された制度です。「容量市場」とは、発電所の維持費の一部を発電事業者に支給することで、発電所の過度な休廃止を未然に防ぎ、4年後の供給力を確保するための国の取組となります。
すなわち、今から4年後の電力を確保することで、電力供給の安定性を確保し、将来の電力需要に対応できるようにするための市場です。

そのような取り組みを導入することで、発電事業者は、容量市場を通じて発電設備の維持・運用に必要な資金を確保できるため、必要な発電能力を維持しやすくなります。発電能力が向上すれば、供給不足による電力不足のリスクが低減され、電気を利用する全員にとって安定した電力供給が保証されます。

当社をはじめ、各小売電気事業者は、2024年より電力広域的運営推進機関の約定金額で定められた容量拠出金の負担が義務付けられております。つきましては、お客様に「容量拠出金」のご負担をしていただくことになり、毎月の電気料金に含まれます。

電力供給に関わる送配電設備を利用する際の費用です。託送料金の設定は、経済産業大臣の認可が必要となり、毎年見直されます。2024年度においては、北海道電力エリア以外は前年度と同じですが、北海道電力エリアのみ値上げが実施されました。北海道電力エリアにおける託送料金値上げに伴い、当社も北海道電力エリアの基本料金単価を改定いたします。